恥の美学

最近、ありのままがブームだよ。

映画や音楽などではしきりにありのままの自分で生きることの素晴らしさが語られ、今やそのままの自分でいることがトレンドになっている。これは由々しき事態だよ。
馬鹿は馬鹿のままだし、クズはクズのままじゃないか。デブはデブのままだし、便所虫は便所虫のままじゃないか。しかもその馬鹿やクズやデブや便所虫は自分が馬鹿やクズやデブや便所虫であることにむしろ誇りを持っている。胸張って便所虫やってる奴があるかよ。気持ちの悪い世界観だよ本当に。

おいらは成長こそ素晴らしいと思ってるから。やっぱり誰かが何かを出来るようになる瞬間って一番美しいと思ってるからね。だからありのままでいいなんて成長を妨げる言葉にしか聞こえないよ。ありのままで良くないからこそ成長したいって思うわけだからさ。

まあでも、本人が成長したくないのならしょうがないよ。だけどそれは恥ずかしいことなんだよ。やっぱり。恥ずかしいことをしてるんだから恥ずかしがらないと嘘だろ。
泥棒やってるくせに堂々としてるみたいな感じだよ。泥棒やってるならせめて申し訳ないっていう気持ちを持てよって話だよ。
これをおいらは恥の美学と呼んでるよ。恥ずかしいことをやってる以上、恥ずかしがってほしいんだよ。だってうんこって恥ずかしいじゃん。ステージの上でうんこするのがかっこいいなんて風潮気持ち悪いだろ?そういうことなんだよ。ありのままでいるのは構わないけど堂々としてんなよ馬鹿面。

超リアル ウンコ 一本糞

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