科学について

例えば科学で何かが証明されたとする。それは素晴らしい発見だけどそれを盲信するやつの態度は全然科学的じゃないと思う。


煙草を吸う私に対して煙草は体に悪いという人間がいるとする。体に悪いということはどうやらいろんな実験で証明されたらしい。マウスにニコチンを与えると死ぬとかなんとからしい。

当然私は反論する。煙草を吸ってから体調がいいし、風邪の時に吸うと風邪が治るという実感もある。ヘビースモーカーだった祖父は95歳まで生きた。煙草は健康に良いのだ。

しかし、彼は言う。それはありえない。科学で証明された事実なんだ。煙草=体に悪いは事実なんだと言うのだ。

ちょっと待ってくれ。科学は何かを疑うことから始まるんじゃないのか。
確かに煙草が体に悪いということはあらゆるデータが物語っているのかもしれない。

しかし、科学の本質は疑い続けることにあるのだ。ある実験の結果だけを盲信して他のデータに対して「ありえない」というやつの態度は実験の精神に反している。

科学を愛するのであれば科学の精神を忘れてはならない。