中高生へ

私は嫌いな人と無理に付き合う必要はないと思っている。

嫌いなやつと上手くやったって所詮は嫌いな奴なのである。そして自分が嫌っている奴からは大体嫌われているのである。お互いに嫌い合っている人間同士が無理して付き合ってもお互いにストレスが溜まるだけなのだ。悪いことしかない。


「あの子に嫌われてるかもしれない。どうしよう」なんて悩みがよくある。中高生に多いのかもしれない。今日はそのお悩みに応えよう。

中高生に問いたい。お前はそいつのこと好きなのかよ、と。多分嫌いだろ。好きだったとしても嫌われてるんだからもう嫌いでいいだろ。

だとすれば何にも悩むことなんてないじゃないか。嫌いな人間にいくら嫌われてもノーダメージだろ。どうでもいい奴に嫌われてもなんともないからね。ゴキブリに嫌われたところで何も感じないだろ。それと同じだよ。

そいつに嫌われるとグループに居づらくなるのかもしれない。だけどお前が嫌いなそいつの意見に振り回されるそのグループのことをお前は好きなのかよ。嫌いだろ。グループもお前を嫌ってるよ。だとすればノーダメージだろ。

グループに居づらくなると学校に居づらくなるのかもしれない。だけどお前がグループを外れたことで誰かが近寄ってくるかもしれない。もし誰も来なかったとしたら、ひとりぼっちのお前に声もかけてくれないその学校のことをお前は好きなのか。大嫌いなはずだろ。だとすればノーダメージ。


これはどんな社会でも同じことだよ。嫌なら離れればいいし嫌じゃないなら続ければいいよ。シンプルだよ。私はそう考えるよ。

中学生日記 3 私のペガサス (NHKブックスジュニア)

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